ターゲットはマクドナルド?シェイクシャック(Shake Shack)のハンバーガーとは?
2016/03/30
シェイクシャック(SHAKE SHACK)とは?
最近はブルーボトルコーヒーが日本に初上陸し世間を賑わせています。
来年には、それ以上に日本を賑わせることになるであろうハンバーガーチェーンが出現しました。
それが『シェイクシャック(SHAKE SHACK)』
シェイクシャックはアメリカのニューヨークをはじめ、いま世界中で絶大な人気を得ているハンバーガーチェーン。
2014年現時点で、世界9カ国で計64店舗を展開しているそうです。
アメリカでは一日中行列が絶えないハンバーガーショップということで人気が爆発。
現に、ニューヨークで一番人気のハンバーガーショップなんだそうです。
ニューヨークタイムス誌では、『歴史上最も影響のある17のバーガー』に選出されたと報道されています。
チェーン店としては規模こそまだ大きくありませんが、ベストハンバーガーチェーンに選ばれているとのこと。
今後どんどん拡大化していく予定のようです。
なんでも、安いカジュアルなハンバーガーとは違い、グルメバーガーと呼ばれる本格派ハンバーガーのジャンルなんだとか。
とにかく味が美味しいと評判です。
そんなシェイクシャックの創業者は、ダニーマイヤーという有名なシェフ。
ダニーマイヤーはニューヨークで有名なレストランオーナーでもあります。
日本にオープンすることが決定!
ついにアジア初進出として、2016年に日本(東京)にオープンすることが決定しました。
気になる店舗の場所は、東京のどこになるかはまだ未定。
※追記:日本一号店は東京都港区北青山の明治神宮外苑内にオープンすることが決定しました。
シェイクシャックによると、2020年までに日本で10店舗を進出させる予定だそうです。
シェイクシャックの企業理念は、これ。
“半歩先のライフスタイルを提案”
コンセプトからみても、カジュアルながらもこだわりのある本格ハンバーガーを提供する店であるということが伺えますね。
シェイクシャックを日本で例えるならば、マクドナルドよりもフレッシュネスバーガーやモスバーガーの方が近いのかもしれません。
海外旅行によく行く人のなかでは、シェイクシャックはとても有名なお店で、一度食べた人はまた食べたいから旅行にいくという人もいるほどです。
『近くにこんな店があったらいいのに…』
という海外旅行者の口コミが多数ありますが、今回その夢がついに叶います。
ところでシェイクシャックは、2000年にマディソン・スクエアの公園で始めた屋台が起源だそうです。
第一号店が公園の中だけあって、店舗によっては屋外にしか席がなかったりもするそうです。
果たして、日本ではどんな形態になるのか楽しみですね。
追記:やはり日本でも公園の中(明治神宮外苑内)にオープンすることに決まりました。ニューヨーク一号店と同じように、自然との調和をコンセプトにしているのが分かります。
明治神宮外苑内のいちょう並木があるところに、路面店として営業するそうです。
ターゲットはマクドナルド?
推測ですが、シェイクシャックが日本に初上陸するこのタイミングから考えると、ターゲットはマクドナルドなんじゃないかなと思います。
マクドナルドは最近の数々の不祥事により、日本における社会的な信用を失いました。
全ては中国産の青カビ入りマックナゲットから始まり、ブランドイメージが回復してきたかと思えば、今度は異物混入が全国各地で。
不祥事の連続で売上を大きく下落させました。
それ以上に、今までいた顧客が離れてしまいました。
長年かけて育ててきたマクドナルドというブランドが、一瞬にして消失したことになります。
ハンバーガーが好きな人のニーズは変わっていないはずなので、モスバーガーやロッテリアなどに流れているんでしょうか?
今までマクドナルドに行っていた人が、今度はモスバーガーに行き出すというのも考えにくいですが、マクドナルドにはもういかないという人たちはいるようです。
そんな中、シェイクシャックが進出してくるというのはあまりにもタイミングが良すぎます。
おそらく、このタイミングに合わせた仕掛け人がいるのでしょうね。
ファストフードチェーンのなかでも、マクドナルドの売上金額は桁が違います。
そのこぼれたニーズをごっそりと拾っていくのではないでしょうか。
なお、株式会社サザビーリーグという日本の会社が請け負ったようです。
シェイクシャックのハンバーガーの特徴
- ハンバーガーのサイズはやや小さめ。
- 見た目は至って普通。
- 群を抜いて味付けがおいしいと評判。
- ファストフードとは思えないクオリティ。
- 食材のこだわった本格的グルメバーガー。
- 決して安くない。
- 注文を受けてから調理。
シェイクシャックはアメリカが発祥なので、バーガーキングなどのやたらビッグなハンバーガーをイメージしがちです。
しかし、シェイクシャックのハンバーガーはやや小さめのようです。
女性でも食べやすいサイズにしているんだとか。
男性向けにダブルサイズにしたり、細かなオーダーもできるようです。
シェフが作ったグルメバーガーと言われるだけあって、量が少なめなのに決して安くありません。
つまり、質を重要視していることが分かります。
まとめると、シェイクシャックのハンバーガーは、ファストフードというよりはレストランのようにクオリティが高い本格派ハンバーガーであると言えます。
シェイクシャックの人気メニューは?
シェイクシャックで人気のメニューはこの3つ。
- アンガスビーフバーガー
- フローズンカスタード
- クリンクルカットポテト
フローズンカスタードが人気メニューに入っていることからも分かるように、シェイクシャックはデザートやスイーツにも力を入れています。
そして、独特な形をしたクリンクルカットポテト。
ファストフードチェーンでも各社ポテトの形状が違いますが、シェイクシャックのくリンクルカットポテトはこんな感じです。
う~ん、どこか懐かしい形のポテトですね。
昔の冷凍食品のポテトはこんな感じでした。笑
好みは分かれると思いますが、僕はこういう形状のポテトは好きです。
シェイクシャックはデザート・スイーツも本格的
シェイクシャックのスイーツは、アイスクリームがすごく本格的。
人気メニューのフローズンカスタードなんて、名前からして美味しそうですよね。
ハンバーガーチェーンのそれよりワンランク上のクオリティを目指しています。
価格が安くないからこそ出来るというのもあると思います。
これだけ本格的なデザートやスイーツも用意すれば、アイスクリーム専門店よりもハンバーガーもあるシェイクシャックに行こうかってなるかもしれませんね。
暑い夏場なんかは、スイーツだけを食べにくるお客さんも続出しそうです。
スイーツの強さをアピールするためにも、もしかしたら夏場に出店するかもしれません。
ビールやワインなどのアルコールも?
日本のハンバーガーチェーンでは、アルコールは基本的に販売されていませんが、アメリカのシェイクシャックでは当たり前のように扱っています。
ハンバーガーを片手にビールやワインなどのアルコールを飲むなんていう、いわゆる『アメリカンスタイル』が日本でも当たり前になるのかもしれません。
ただ、日本の店舗でアルコールを扱うかどうかはまだ分かりません。
考えてみれば、マクドナルドやモスバーガーなどでアルコールがありませんが、なぜでしょうか?
何かしら販売できない理由もあるのかもしれませんが。
ハンバーガーやポテトをつまみにお酒飲めたら楽しそうですよね。
シェイクシャックのような本格的なハンバーガーだったら、お酒もすすむことでしょう。
シェイクシャックまとめ
いかがでしたか?
ハンバーガーショップとしてのコンセプトこそ違えど、日本人にとってマクドナルドにとって代わるようなポジションになるのかどうか楽しみですよね。
日本マクドナルドが不調であるこのタイミングが吉と出るか凶と出るか。
日本人には独特な民族性や文化もありますので、まだ何とも言えません。
ベストマッチすれば第二のマクドナルドのポジションになり得る可能性があります。
あとは来年の景気次第ですね。
他社より高い価格帯の商品、つまり高級志向である商品が売れるか売れないかは時代性が大きく関係しそうです。